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逗子の田越川河口近くに、富士見橋という赤い欄干の橋が架かっている。そのたもとの道路沿いに、徳富蘆花と国木田独歩の碑があった。今でもあるはずだ。約半世紀前、その碑の近くに下宿していたことがある。 赤い橋を渡った対岸に、養神亭というシャレたホテルがあって、裏は松林で砂浜に続いていた。海の無い土地で育ったから、裸足で砂浜を歩く感触は格別なものがあったし、うれしくて仕方が無かった。今と違って、朝夕の砂浜は人影も疎らだったように憶えている。 逗子海岸はこじんまりした、美しい静かな浜辺だった。右手は披露山に抱かれ、その麓に浪子不動の赤いお堂が見え、視線をそのまま海中に移してくると、徳富蘆花の「不如帰」 の碑が波の中に見えた。 ほととぎす、ホトトギス、時鳥、不如帰、子規。 みな、寂しい、悲しい。
by zabulog
| 2008-07-11 18:10
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